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機械式時計 解体新書―歴史をひもとき機構を識る
本間 誠二 ![]() 定価: ,680 販売価格: ,680 人気ランキング: 4649位 おすすめ度: ![]() 発売日: 2001/02/01 発売元: 大泉書店 発送可能時期: 通常24時間以内に発送 ![]() 長年機械式時計を愛用しています。 余談で恐縮ですが私はSEIKOのSKYLINERというビンテージものを身に着けています。 機械式時計にはクオーツ式にはない温もりがあります。ケースに耳を当てるとあの「ジジジッ」という機械音がたまりません。 機械式時計は本当に奥が深いのです。 この本は機械式時計の歴史と機構、そして奥深い魅力を知る本としては最適だといえます。 ![]() 2006年6月14日リリース。筆者は昭和24-34年という黄金期の第二精工舎に所属した技術者である。最近15年以上使いっぱなしでほとんどオーバーホールしなかったロレックス・デイトジャストを修理に出した。その中でロレックスというのは天然サファイアを軸に使っている事などを知って、この際こういう本が読みたいと思って購入した。 全編に技術者としてのノウハウと時計に対する愛情が溢れている。もの凄く深い本である。世界の傑作時計をつぶさにロジカルに分析するあたり感嘆の連続だった。単純にロレックスのロジックのみを知りたいという場合は別の本の方がいい気がするが、時計そのもののロジックを知るには好著だと思う。 ![]() そこらへんにある時計の本とは奥行きの深さが違います。昨今の機械式時計ブームに乗った本は数多くありますが、その殆どは時計をファッション的に捉えており、構造解説があっても「ちょっと小難しいことも書きました」と言わんばかりのものです。その点、本書は自らも時計師であった本間氏が監修しているだけあって、構造解説も丁寧且つ的を得ています。私は本書で初めて機械式時計の基本的原理が理解でき、かくも複雑、精緻なものが13?14世紀には存在していたこと知り人類の叡知に改めて驚きました。また、氏は単に時計の解説をするだけでなく、「世界時」と「原子時」の関係、或いは時と文化の関係など、「時」ということを誠実に説明してくれています。後半の代表的時計紹介も氏の深い造詣に基づく基準で選定されており、各々の時計の価値がどこにあるのか、とてもよく分かります。とにかく感動的な本です。大変満足しました。 |
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